インドで再び活躍する往年の名選手たち

開幕初年度となった2014年からマテラッツィやジーコが監督を務め、今から将来の発展が楽しみなインディアン スーパーリーグ。(Wikipedia)
選手たちについては、欧州サッカーファンを思わず「おっ!」と言わせるような顔ぶれになっています。今回はインディアン スーパーリーグで活躍する選手たちを年俸順に紹介します。

アレッサンドロ デルピエロ (デリー ダイナモ)
$1,700,000 (約1億8,500万円)

ニコラ アネルカ (ムンバイ シティ)
$885,000 (約9,500万円)

エラーノ ブルメル (チェンナイインFC)
$786,000 (約8,500万円)

ダヴィド トレゼゲ (プネFC)
$737,000 (約7,960万円)

ロベール ピレス (FCゴア)
$672,000 (約7,250万円)

フレドリック ユングベリ (ムンバイ シティ)
$655,000 (約7,000万円)

ミカエル シルヴェストル (チェンナイインFC)
$467,000 (約5,000万円)

ディヴィッド ジェームス (ケララ ブラスターズ)
$442,000 (約4,800万円)

ルイス ガルシア (アトレティコ デ コルカタ)
$442,000 (約4,800万円)

ジョアン カプデビラ (ノースイースト ユナイテッド)
$369,000 (約3950万円)

一方でインド人選手たちの年俸はというと、文字通り桁違いの状況です。下記3選手はインド人でトップ3の年俸ですが…

スブラタ パル (ムンバイ シティ)
サイド ラヒム ナビ (ムンバイ シティ)
ゴウラマンギ シン (チェンナイインFC)
それぞれ$13,000 (約140万円)

もちろん欧州で活躍してきた選手は、格が違います。この格差を”名選手たちから学び、インドサッカーが発展するチャンス”と捉えるか、”結局外国人頼みのリーグ…”と捉えるかは人によると思いますが、インドのファンにとって素晴らしいリーグであるということは間違いないでしょう。

先述したリンク先のWikipediaに記載の通り、リライアンス・インダストリーズ社(石油やガス開発などの事業を手がける国内最大の企業)と、 IMG社(世界でスポーツ事業を展開するアメリカの企業)、そしてスター・インディア社(インド最大のテレビ局)の3社と、AIFF(全インドサッカー連盟)により創設されたインディアン スーパーリーグ。巨額の資本により圧倒的なスピードでの進化を狙っていることが感じられます。インドに限らず、アジアのサッカーリーグについては、中国スーパーリーグやタイ プレミアリーグも同様に、強力なスポンサーを武器に欧州で第一線を退いた選手たちを獲得して飛躍的な成長をしようとしています。アジア戦略を打ち出したJリーグも、台頭する新興リーグとの競争は避けられません。今後一層のビジネスレベル、スピードレベルの向上が求められことは間違いないでしょう。